【コラム】外国人参政権と日本人観

外国人の参政権には反対なのですが、何故民主党は性急にこれを導入しようとするのでしょうか?選挙のためと言いますが、一般的にこれだけ反対されていることを考えるとむしろ票を減らす効果の方が高いのではとすら疑いたくなります。実際は左巻きの人達の昔からの主張を組み上げただけっぽいですが、ここでは別の視点から考えてみます。

大東亜戦争が起こる前、日本は韓国、満州、台湾だけでなくさらにインドネシア、中国東部まで占領地を拡大していました。そこまで広げる必要があったのかと疑問に思いますが、中国に関しては当然抵抗があったので落ち着くところがなかったのでしょう。
しかし、韓国、満州の一部、台湾は比較的完全に近い形で日本に占領されていたわけです。
実際、それらの地域には日本語教育により日本語をしゃべれる人が多数いました。

たられば論に過ぎませんが、もし、あの時挑発に乗らずに戦争を仕掛けていなかったら。占領地もさっさと手打ちして韓国、満州、台湾にとどめていたら。
韓国人も中国人の一部も台湾人も日本人になっていたわけです。
もちろん、他の列強国の占領地と同様、それらの国も日本から追々独立したかもしれません。それでも、平和な状態で10年も占領し続けていれば人的な交流は相当進んでいたはずです。美人とビジネスの才能がある人が生まれる確率にそれほどの差はないでしょうから、今以上に台湾出身、韓国出身、中国出身の人達が国や企業の中枢に入り込んでいた可能性が高いわけです。

もし、そうなっていたら日本人観はどうなっていたでしょうか?在日とかいう言葉や概念があったでしょうか?そう考えると、民主党の「日本は日本人だけのものではない」という主張は別の意味合いを持ってきます。もちろん、そんな意味合いは無いのですが…

ということで、今我々がこだわっている日本人の枠組みや観念が実はそんなに大事だったり、固執すべきものでもないし、してきたものでもないのだということを考えるともっと自由に気持ちになれませんか。中国でビジネスをするのは大変みたいですが、取引する商圏が満州、韓国、台湾当たりまでフラットであるという感覚を持てればずいぶんとビジネス展開の可能性が広がるように思います。みんなが単独でそれぞれそれに取り組むのは非効率ですから、そういう観念で枠組みを作る会社が現れると面白いかもしれません。