【コラム】若者にとってはすでに焼け野原

財政破綻して焼け野原にならないと日本は復活出来ないのかと思っていましたが、若者にとってはすでに焼け野原状態なんですね。

誰でも出来る仕事は老人や外国人に奪われ(若者アウト!)、グローバル化した一流企業からも雇われない状態ということです(祝・新卒バブルの崩壊)。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100214
http://blog.goo.ne.jp/jyoshige/e/2a3583405d22f3c6a1e5be87fae39224

中国や韓国の若者たちに負けないように一生懸命努力するというのは、ひとつは英語や中国語ということなのでしょう。もちろん、一社員として歯車として働くにはその方向性なのでしょうが、グローバル化したパナソニックが日本人を雇わないということはその仕事内容がすでにレガシー化しているとも解釈出来ます。

ビジネスとして最後にラップアップするときはジョブスや柳井さんのようなリーダーシップが必要ですが、その基礎を作るのは一人一人の職人技術であり、アイデアです。

よって、レガシー化した日本企業が日本人を必要としていないということ、誰でも出来る仕事は老人が担ってくれるということは逆に言うと、若者は今までと全く違う仕事をやるべき時が来たとも解釈出来ます。若者にしかできない仕事、現代にしか通じない仕事、今の技術や通信環境があってこそ実現出来る仕事ということです。

それはSONYパナソニック、HONDAが立ち上がったときのような起業に対する挑戦ということです。グローバルな時代だから即英語ということではなく、仕事の内容自体は言語に捕らわれないアイデアのはずであり、それを今の若者は求められているということになります。そして、起業の成功率からいうと、実際は30代から40代もその範囲に入ってくるでしょう。

今まではバブルの頃から流してもやっていけている状態でしたが、ようやくその貯金も尽きて一から頑張る時が来たということです。
何か仕掛けないと損ですよという時代になったということです。それはすでに鍛え方が確立されたスキルを伸ばすことではなくて、全く新しいことに取り組むということです。
だから、それが何か見えている人には周りの時が止まっているように見えているはずです。