【コラム】SmugmugがtwitterとFACEBOOKに対応 + SmugVault (AmazonS3

SmugmugがtwitterFACEBOOKに対応して、twitterのボタンといいね!ボタンが写真の下に表示されるようになった。但し、表示されるのは一般公開されている写真だけ。パスワードを設定しているアルバムには表示されない。

あと以前から対応していたんだけど、Smugmugはjpeg以外のあらゆるファイルに対応するサービスを提供している。

それが、SmugVault。
http://www.smugmug.com/help/smugvault

これって、結局、Amazon S3のことで、実はSmugmug自身もS3をかなり利用している。
その辺の経緯はここにまとめて書いてある。
http://www.atmarkit.co.jp/news/200901/09/s3.html

SmugVaultを利用するには別料金が必要で、S3の元の料金よりほんの少しだけ高そう。
その分、インターフェースがSmugmugに似たものを使えるということなんだろう。

自分のCD音源なんかもクラウドに入れれば、RAIDを組む必要もないし、HDDが死ぬことも心配しなくて済むんだけど、先に挙げた記事に書いてあるようにそうするにはまだまだ高い。
とはいえ、普段の事務仕事のデータを保存するには十分なスペースがすでに無料でクラウドには用意されています。

Googleと契約するのも良いのですが、データの機密性がそんなに高くないなら、よく使うデータはDropBoxにフリーで2GBのスペースがあり、普通のフォルダと同じように扱うことが出来ます。また、古いデータでたまにしか参照しないものは、MicrosoftのSkyDriveに25GBのスペースに置いておけば良いでしょう。SkyDriveは普通のフォルダのようには扱えず、あくまで入れたり出したりする直接セーブ出来ない外部ドライブに近いでしょうか。

話は元に戻りますが、S3の料金を考えるとSmugmugって本当に安い。
年間40ドルで容量無制限、月単位のアップロード制限もない。
仮に50年間利用し続けたとして、2000ドル。1ドル100円として20万くらい。
これを安いと感じるか、高いと感じるかである。

写真のストック場所としてだけだとやや高いだろうか。自分の場合、3年間で105GB。
一人目の子供がいるから写真の数が増えるとはいえ、5年で100GBとしても、50年で1TB。
1TBのHDD2台にストックして、5年ごとに1台買い換えるとすると、今のHDDの値段で10万円分くらい。HDDは年々安くなるからやはり保存目的だけだと高い。

しかし、コミュニケーションツールとして考えると、その価値は一気に上がる。
いちいち写真を選んだりせずに動画感覚で容量を気にせずにまとめてアップ出来るのは本当気楽だ。動画って一瞬で表情が変わっていくから意外と情報量は少ない。大事な瞬間とそうでない瞬間が等量で扱われるため、総体としてこれこれという情報に脳内にまとめられてしまうからだ。写真に例えると、一つの動画は一つの写真と等価になるという言い方も出来る。一方、写真は大事な瞬間だけじっと見つめることが出来る。動画のように連写気味に写真を保存しておけば、見たいシーンを見つめるという行為が出来る。人の脳は一連の動きよりも静止画としてエピソードを記憶しているので写真の方が実は記憶に残りやすいという面もある。動画だったら動画の一シーンを思い出そうとするはずだ。そして、それは脳にすり込まれるほど凝視していないので結構ぼやけた画像のはずである。

話がそれてしまったが、他人に写真を見せるときに、パスワードなしで見せることも出来るし、パスワードをかけてみせることも出来る。さらに自分の大元のサイトを隠して見せることも出来るし、ロボット検索にかからないようにも出来る。そして、写真の印刷だけでなくオリジナルファイルのダウンロードの許可不許可も設定出来る。

ということで、写真共有サイトとしてSmugmugはとてもお勧めです。