【コラム】Key Wi-Fi

Manhattanはスタバ以外にもちょこちょこFree Wi-Fiエリアがあります。本当は地下鉄とかバス停の近くもそんなサービスをして欲しいのですが、リストラしているくらいですからそんなものはありません。その代わり大きな企業が宣伝目的で例えばミッドタウンのこのエリアでまるごとサービスとかをしているわけです。


また、タイムズスクエアとかに行くと、課金制だったり、パスワードのかかった企業のWi-Fiがあったりしますが、一円全部でサービスしている企業はなさそうです。一見パスワードがかかっていないように見えるWi-Fiでもパスワードも聞かれずにつなげませんと表示されることが多いです。


かといって、3G/4GのポケットWi-Fi的なものは端末が200ドル以上と日本の3倍近くします。


で、Wi-Fiだけレンタルする方法は無いものかと調べてみたら見つけたのが、Key Wi-Fiサービス。
まだ日本でも紹介されていない新しいサービスです。
http://www.keywifi.com/


使うだけだと月々10ドル程度。



で、Wi-Fiのネットワークは基本的に客のものを利用します。
要するに、使っていない時間帯やトラフィックを分けてあげるということ。
で、その分の対価を貰うというわけです。だいたい10ドルくらい貰えるのでしょうか。


ローンチは来月からで、詳細はわかりませんが、ライブドアがしたみたいなインフラの整備を一切することなくWi-Fiサービスを提供しようという試みのようです。



問題点はいくつかあります。
まず、アメリカだと都会でないとネットワークのカバー率的に通用しないという問題があります。
VerizonなどのWi-Fiサービスは日本と同様50ドルくらいなんですが、iPadに限ると20ドルぐらいからサービスしています。
Free Wi-Fiのないところでちょっと使いたいというだけならそれでも十分なわけです。


ということは、それと比べても魅力的な値段にする必要があります。よって、10ドルなんでしょう。


次に都会であっても、最初はネットワークのカバー率が低くなる可能性が高いということです。


また、このサービスは自宅でも同様にすることを考えているようです。つまり、お隣さんのWi-Fiを月10ドルで借りる的なものです。
しかし、そのためには両方がこのサービスに入っている必要がありますが、寄生された方にも何らかのメリットが必要です。


その意味で、どうしてもこの会社自身がFree Wi-Fiのサービスが行き届いていないけれど、人通りが多いところにWi-Fiを入れる必要があります。
まず、最初はやはり地下鉄でしょう。それとペンステーションやJFKといった空港でしょうか。問題はそれをスタートアップの資金ではカバーできないことです。




とはいえ、このサービスには期待しているので、登録してみると即効で代表者から始めての日本人だと返事がありました。
特別に返事がもらえたのは嬉しかったのですが、それはそれで問題があるなと。どれだけ顧客が少ないんだよと。


ということで、これを宣伝する人も募集しているわけですね。


しかし、このWi-Fi開放サービス、やり方次第では日本の地方都市でも出来そうな気もしますね。