【コラム】「2010年に快進撃した10のビジネスモデル」を解説してみる

2010年に快進撃した10のビジネスモデル 2010年に快進撃した10のビジネスモデル

「2010年に快進撃した10のビジネスモデル」を解説しているサイトが見当たらなかったので、一般化して書いてみます。とはいえ、あまりにも一般化しすぎると要点が見えにくくなるのでそのまま残してあるところが大部分です。適当に自分のアイデアを当てはめて考えてみて下さい。
今更同じサービスを立ち上げてもしょうがないのですが、英語のサービスを日本語化するだけでものになるものもあるかもしれません。


10位 PatientsLikeMe.com
http://www.patientslikeme.com/
似たような病状の患者同士をネット上で引き合わせて、コミュニケーションを取る場を創る。ポイントは病状がプライバシーに当たること。トレードオフとしてそういう秘密のプロフィールを共有している人同士の場を与える。
データを集めて、製薬会社に売りつけることで利益を上げる。

9位 Flattr
http://flattr.com/
ネット上のフリーのコンテンツにお金を寄付する仕組みです。
web上のコンテンツにFlattrボタンを付けて貰います。Flattrにペイパルなどで月々払う金額を決めておきます。その月にFlattrボタンを押したコンテンツにそのお金が等分配されます。

Flattrボタンがある程度普及しないとどうしようもないシステムですが、月々払う金額が都度払いではなく設定制なのが良いですね。

8位 Groupon
http://www.groupon.jp/
まとまった客が集まることで、大幅値引きをお店に要求。売り上げの半分を貰う。

7位 Spotify.com
http://www.spotify.com/int/new-user/
広告費を貰うことで、フリーで音楽配信。さらに課金制の広告をカットする音楽配信サービスも追加。

基本的にニコニコ動画がしていること。また、巨大なサーバーが必要なので個人には無理かな?選択肢の多いサービスやものなら出来る可能性もあるけど。

6位 PayWithaTweet.com
http://www.paywithatweet.com/
コンテンツや無料アプリケーションをtweetFaceBookでコメントすることを条件にダウンロードさせるボタンを付けるサービス。ソーシャルネットワークの中をそのコンテンツに興味がある人を限定的に選択して、コメントが拡がっていくのがメリット。

でも、どこで稼ぐの???
コンテンツを売っている人はその商品に対してコメントしないなら、課金するようにすれば良いんだけど…
この会社はボタンの設置料で稼ぐしかないような気がします。
ただ広告の在り方としては最も効率が良さそう。但し、その前提条件として同じ興味を持っている人同士がソーシャルでつながっている必要があります。
また、無料で配布して良いと呼べる程度のものにしか使えないのも欠点でしょうか。
発展系として、コメントすれば値引きして貰えるというシステムだけど、楽天が似たようなことを既にやっています。

5位 HumbleBundle.com
http://www.humblebundle.com/
ちょっとわかりにくいシステム。まず、ゲームを買うときにそのゲームを買うための値段を自由に設定出来る。さらに支払ったお金をHumbleBundle、チャリティー非営利団体などにどれだけ割り振るかも決められる。
ここからは推測も含みますが、ある一定期間に設定された金額からその後の支払金額が割り出され、事前に平均以上の支払いをしていた人には追加で別のパッケージが配られる仕組みがあるようです。

4位 Free with in-app sales
フリーでゲームやアプリをダウンロード後、気に入ったら後から支払いする。その時の支払いシステムとして独自通貨をまとめて買って貰う。で、追加の機能やゲーム内アイテムをそこから支払って貰う。

牧場系とか、要するにモバゲー、グリーですね。

3位 Quirky.com
http://www.quirky.com/
99ドル払って、最初のアイデアを登録。アイデアを実現出来る会社がさらにそのアイデアを発展させて製品化。売ったお金を山分け。利益の30%が最初にアイデアを出した人、別の30%が製品化を手伝った人に働きによって山分け。40%はQuirkyが取ることになる。
また、プリセールを募って、ある一定数以上売れそうなら生産に取りかかるという仕組みもある。

イデアはあっても製品化出来ないくらいなら30%でも良いから手にしたいという良案をサルベージする仕組みなんでしょう。でも、最初のアイデアが単にパクられるだけという危険性をどう排除しているんだろうか。

2位 Airbnb.com
http://www.airbnb.com/
こっちではよくあるんだけど、別荘とか、住んでいる家とかを自分たちが家にいないときに他人にレンタルしたりします。そのマッチングサービスで6−12%の手数料を取るみたいです。不動産に関しては日本では需要はなさそうだけど、永住する家とか、物とか車なら出来るかもしれません。

1位 Kickstarter.com
http://www.kickstarter.com/
起業家に投資家を紹介する仕組み。投資家は小額から多額まで色々、儲けを分けて貰える仕組みでKickstarterは投資額の5%を手数料として貰う。事業内容によって欲しい金額の多寡があるのでそれに対応したマッチングサービスですね。普通の人も気軽に投資家になれるのが素晴らしいアイデアだと思います。


結局、
1)どんなサービスが欲しいか?
2)誰がお金を払うのか?また、どうやって払うのか?
3)どれだけの数の商材を用意出来て、利益率はどれくらいか?
の順序で考えていくと、いろいろ思いつけるようです。

早速、これはというサービスを思いつきましたが、実現するためにはエンジニアの人のサポートが必要そうです。