【コラム】管総理の第3の道を具現化してみよう その1

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20100802
ここで日本も「自然科学のトップ級の頭脳を1万人」世界中から呼び集めろという記事が紹介されているけど、それって、結局、新しい利権と既得権益を産むだけかと…

科学に国の発展を期待するなら、科学の結果を社会に還元する部分に一番てこ入れすべき。科学予算自体は国の本来使って良い程度の国家予算に合わせた規模にするだけでよい。
科学の結果なんて半分は後々否定される訳だから過信するのは禁物。大事なのはそれらの結果から将来の科学の発展、社会の発展、商品化につながる種をいち早く見つけて育てること。そういうマシーンをしっかり持った国が最終的に一番伸びる。

そのため科学の結果自体は別に日本の国で生み出す必要もない。それを再現する設備があれば良いだけだし、実際、人件費を世界一カット出来ている日本はアメリカに負けないくらいの最新設備が各地の主要研究機関に配備されている。

あとはそれを何のためにいかに効率的に使うかが大事なんだけど、各ラボが蛸壺化しているため宝の持ち腐れになってしまっている。

大学の運営は研究費も給与も全て税金で賄っているんだから、その設備はもっと一般に開放すべきだろう。
具体的にはマネタイズ出来る企業側の規制解除をもっとやるべき。
大企業は自前で研究設備を持っているけど、中小企業にはそんな余裕はない。
それを大学に委託するわけ。今でもそんな制度はあるけど、もっと柔軟に制度を組んでみてはということ。

やり方としては今まで通り、数千万のお金を払ってデータを取って貰うという大企業向けのものと、中小企業用に最初は人件費も含む実費以外のお金は要らないけど、それが商品化した場合、利益の10%をラボに10%を大学に払うようにするかを選べるようにするなんてのはどうだろう。

さらにそれらをコーディネイトする会社を独立して立ち上げて営業を仕掛けるというのもありだろう。民業圧迫という見方も出来るが、今のように大企業だけが使えるというシステムの方がまずいと思う。大事なのは小さいアイデアから中くらいのアイデアまで幅広くチャレンジ出来る環境作りであり、商品化まで持っていける環境整備である。

大学の研究費も増えるし、民間の企業も育ち、雇用も生まれる。これこそ第3の道の一つじゃない。

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