【コラム】DQNとオタの違い

前説で概念の説明。別にこれが本当の定義というわけではなく、どちらかというと俺ルールです。

数を分けようと思えばもっと分類出来ますが、あえて全てをDQNとオタに分けて考えてみます。

DQNとオタの違いを一言で言うと、「こだわりの違い」です。

ある価値観に拘る人をオタ、特定の価値観に拘らない人をDQNとします。

例として俳優を挙げてみます。

オタ的俳優は、自分へのこだわりが強いので、自分を捨てきれず最初はとても大根役者です。しかし、時間が経つごとにそのこだわりが演技へのこだわりに昇華されて普通に上手い役者になっていきます。

DQN的俳優は、自分へのこだわりがそんなに強くないので、簡単に本来の自分を捨てた演技ができます。そのため、若い頃から結構な演技派になります。しかし、こだわりが薄いので実はあんまり上達しません。しかし、ある程度経験を積んでくるとオタサイドにクラスチェンジして上手くなってきます。

どちらのタイプでも最終的には上手くなっていきます。


オタのメリットは、価値観に沿った獲得の満足感です。それはものであったり、技術であったりします。自分の価値観に合わないものに価値は見出さないので、すぐ横に極上の体験があっても見向きもしませんし、気付かないのがデメリットです。

一方、DQNはこだわりがないので、その場その場で気持ちよさそうなものを取り込んでいきます。価値観が定まっていないので、至上の喜びを得られないのがデメリットですが、その代わり思いも寄らない幸福感を得られるのがDQNサイドです。


実は人生のあらゆる選択時にこの法則は成り立ちます。

自分の好みにこだわって他のものを切って何かを選ぶと、上手くいけばその時の価値観に沿った満足感が得られますが、駄目な場合は何も得られません。

逆にこだわり無く、何でも受け入れていくと、全く予想もしていなかった幸運に巡り会える可能性があります。但し、実はそれはそれをよしとする価値観があったら最高にハッピーなことなのですが、そもそもそれが一番や!という価値観を持っていないので、仮にそれが手に入ったとしてもあっ、ラッキーとしか思えないのが欠点です。
一見、何でも手に入れている風な人がそこまで幸福感に包まれているように見えないのはこのせいです。

とりあえず、これが前振りです。