【コラム】30GBのオンラインストレージ無期限無料サービス

データをどのように長期間保存しておくかという問題があります。
一つはローカルで同じロットでないHDDで組んだRAID1に保存する。しかも、定期的にバックアップを取るという方法だけど、モバイルの場合一々つながないといけないので面倒くさい。無線で自動的にしてくれるソフトもある。Macだとtime capsuleWindowsだとNASにそういうサービスがある。しかし、それだと2カ所以上で仕事する場合、保存にどうしてもタイムラグが出来てしまう。
もちろん、http://ht.ly/3PCpnのようにそれすらも自宅HDDで出来る製品もあります。



しかし、個人の回線では大きいファイルは取り扱いにくいわけです。とにかく遅くて使い物にならないという感想が多いです。


そこで機密性のそこまで高くないファイルはクラウドに置いてくれるサービスを利用するのが、一番楽なわけです。ところが、クラウドの場合、無料の容量は非常に小さくてほとんどが有料で長期的に見ると割高。


しかし、ちりも積もれば山となる。無料枠をかき集めれば、結構なサイズになります。

有名なところを少し挙げると、

ローカル+クラウド
Dropbox 2GB
Dropbox
無料版Dropboxの容量を最大20GBまで増やす方法まとめ
無料版Dropboxの容量を最大20GBまで増やす方法まとめ*二十歳街道まっしぐら
SugarSync 5GB
http://www.sugarsync.jp/

クラウド
Firestorage 無制限、最大ファイルサイズ250MB、最大7日間
容量無制限の無料オンラインストレージ firestorage
Oosah(終了) 1TB、メディアファイルのみ
NAVER Nドライブ 10GB
NAVER Nドライブ サ?ビス終了のお知らせ
quanp 1GB
http://www.quanp.com/
SkyDrive 25GB
http://windowslive.jp.msn.com/skydrive.htm]
ここで紹介されているソフトを使うとクラウド+ローカルに出来ます。
今更ながら25GオンラインストレージSkyDriveをローカルフォルダ化してみた - ホームページを作る人のネタ帳

他にも色々ありますが、ここに結構まとまっています。
無料オンラインストレージ・無料ファイル共有比較
とはいえ、MediaFireとかは入っていないので全てを網羅しているわけではなさそうです。
File sharing and storage made simple


ここで大事なのは保存期間に制限のあるアップローダーと制限のないクラウドサービスがあるということです。

Firestorageが容量無制限なので保存期間に制限のあるアップローダーは容量無制限と考えて差し支えないでしょう。

一方、無期限に保存してくれるサービスを積み上げると、リンク先の一覧も含めて上に挙げたものだけで68.5GBあります。

もうひとつ大事な点は、クラウドサービスはいつ潰れてもおかしくないという点です。
Oosahなんて、今回のアマゾンのクラウドサービスをすでに喰っているように見えるけどどうなんだろうと思っていたらすでに潰れていましたし…

また、Evernoteも一度データが飛ぶ事件がありました。

そこで、無料サービスを使うにしてもRAID的に使った方が無難です。つまり、その場合、30GBくらいが無料で使えるということになります。


ところが、大事なファイルはローカル+クラウドに、どうでも良いファイルはクラウドに、などと分けているとそのうち収拾がつかなくなります。まぁ、そのための有料サービスとも言えますが、金額的に自宅と職場で無線自動バックアップシステムを組んだ方が安くねということにもなりかねません。


そこでこんなソフトウェアはどうでしょうか。
まず、最初に無料クラウドサービスの登録を一括、もしくは誘導して進めます。
次にインターフェイスとして、いくつかのjava windowを設定出来るようにします。クリップアンドドロップに対応したフォルダでも構いません。
例えば、ローカル+クラウドがマストなファイル、頻繁に更新するランニングファイル、そうでもないファイルといった感じです。設定は各自が細かくできるようにします。
入れたファイルはソフトの方で自動的に登録したアップロードサイトに割り振って保存されます。


さらにソフトウェアの方で古いバージョンを自動的に保存期間に制限のあるアップローダーに登録してくれるようにします。


ずっと開いていないファイルに関しては、出し入れして送信速度の遅いサービスに移していってくれても構いません。

いずれにしても、保存したファイルは専用のプラウザで一括して見られるようにします。そして、そのプラウザの下に宣伝を載せられるようにして、そこの収益で稼ぐというわけです。その意味で、webプラウザで見られるようにした方が楽かもしれません。


さらにそれだけだと、各社の無料サービスにただ乗りしているだけですから、適時利用サービスの有料プランもその宣伝の中で紹介していくということします。そうすれば、比較的倫理的にもありかなと。また、業者側も価格も適正化されていきますし、宣伝費をかけずにこの業界に乗り込みやすくなります。


まぁ、全てのサービスを網羅しなくても、25GB+5GB+10GB+5GBくらいで十分なサイズは確保出来そうですけどね。


どの業界もそうですが、一次産業や一次製品、一次サービスを一括して紹介、仲介するサービスが一番安定し、美味しい商売だったりします。