【コラム】身近にある携帯電話よりももっと電磁波の強い生活用品とは

携帯電話に発癌性があるから、孫氏は子供への携帯電話発売を止めるべきだと池田氏があおっている。


池田信夫 blog : 携帯電話は原発より危険だ


一見言い過ぎに見えて、失望している人もいるようですが、これはこのポジションを取る知識人がいないからあえて説明抜きに書いているだけでしょう。


よって、これは池田氏からの孫氏へのエールであり、愛情表現と言えます。そんなことは孫さんも分かっているはずなので、外野が色々言うことはないし、この程度でどちらかを見損なったとか言う必要もありません。



さて、携帯電話ですが、電磁波系で測ってみると、通話していない通常時はほとんど電磁波は検知出来ません。しかし、通話時には結構強い電磁波を出しています。電磁波の影響としてはDNA障害よりも極性を持った蛋白質が本来の働きを行えず、それが2次的に癌につながる可能性が高いのではないかと考えられます。その点が直接的なDNA障害を与える放射能とはちょっと違うところです。あくまで推測ですが。



増殖しない神経細胞が癌化するわけでなく、Gliomaが増えるということなので、発がんには増殖機構が働いている必要があるのでしょう。



また、電磁波は距離の2乗に反比例して減弱するので、携帯電話の電磁波がどうしても気になる人はイヤホンとマイクを使えば、ほとんどその影響を無くすことが出来ます。脳の深部には増殖する神経細胞がありますが、その細胞が癌化しないことからも、距離による減衰効果がちゃんと効いているともいえます。



また、脳は食道・胃、大腸、肺といった外部の酸化ストレスに直接暴露される臓器に比べたら、骨にも守られていますし、その発がん率はそういった臓器に比べたら格段に低いはずです。よって、2倍になっても大した頻度ではないはずです。
ここでは脳腫瘍の頻度は10万人に対して8-10人と紹介されています。Gliomaはそのうち、3割くらいです。胃がんだと36-90人だそうです(高齢者だともっと多く、500人/10万人くらいに増える)。
http://homepage3.nifty.com/mickeym/No.101_200/102nousyuyou.html



ちなみにベラルーシ共和国における小児甲状腺ガンの発生頻度についてみると,事故前は小児10万人あたり年間0.1人だったとのが、その後10人近くまで増えているそうです。但し、患者1800人中、死亡したのは9人だそうです。
ベラルーシの小児甲状腺ガン



ココのビデオで各種電気製品の電磁波が測られていますが、ほとんどのものは距離が30cmも離れるとかなり微弱になるので心配する必要はありません。
電磁波の測定 - YouTube



そんなことよりも、もっと怖い電磁波を出す生活用品が我々の身の回りにはあります。しかも、子供によっては毎日使っており、ヘッドセットのように引き離すことも不可能なものがあります。







それは、電動歯ブラシです。上のビデオでは普通の電動歯ブラシを測っていましたが、超音波歯ブラシと呼ばれる商品の電磁波は断トツで高い値を示します。
我が家では歯医者ですすめられた一番効果があると言われた超音波歯ブラシを購入し、使う前に電磁波計で測ったことがありますが、一気にメーターを振り切る強さでした。それは携帯電話やPCの液晶モニターの比ではありません。



ということで、我が家では電磁波に関しては、
電動歯ブラシは使わず、歯間ブラシと舌ブラシを使う。
夜寝る前に無線LANを始め、インターネット機器の電源を切る。



といった対策を取っています。電磁波の影響は大気汚染とかに比べたら大したことはないのですが、その他のリスクを減らしていった上でやれることとして取り組んでいます。



電動歯ブラシに関してですが、特に、アレルギー性鼻炎など鼻をよくかむ人、空気の悪い都市部に住んでいる人は気をつけた方が良いでしょう。炎症が強いということはそれだけDNA傷害を引き起こす酸化ストレスが多いからです。