【コラム】SONY NGPの本気

SONYが気合いの入ったNGPを発表しましたね。
カメラの解像度を上げるとか、メモリー容量を上げるとかのバージョンアップは出来ても、基本的な規格はいじることが出来ない。そういったハードを今後5,6年売り続けないといけないとすると、今回のスーパーハイスペックは頷けます。
だって、iPhoneは毎年最新の部品を調達してバージョンアップするわけだから、出来そうなことはとりあえず全部装備しておかないと勝負になりません。
逆に3Dを切ったのは正解でしょう。

問題は価格と電池。
価格は最初は高いかもしれませんが、ほぼ赤字価格で出してきて後々部品の値下げや安い部品でコストカットしていくのでしょう。

残る問題は電池。まぁ、電池に関しては、別売りを持ち歩けば良いので、後は数個同時に充電できるオプションを用意すれば何とかなるんじゃないでしょうか。

Techcrunchに下記のような意見がありました。

PSPgoPS3の経験をほぼ生かす気がない、ようにしか見えないが・・・。
価格も通信機能もUMD不搭載も子供無視になりそうだし。

NGPが出た後も現行PSPが遊べなくなるわけではないというのは
これまでゲーム業界が繰り返してきた詭弁だと思うし、
ほとんどの人はPSPのダウンロードソフトを買っていないから現行機から移行不能
UMD不搭載が決定したことで、現行PSPのユーザーのゲーム資産は
終了のお知らせなんだが。

あまり批判する意見を見かけないのが不思議、
というか大人のみなさんは折り込み済みなのかな。”

現行PSPのユーザーのゲーム資産といいますが、ほとんどの人は古いゲームをやり続けたり、やり直したりしません。常に興味があるのが最新のゲームだけです。よって、ゲーム資産は資産ではないでしょう。早めに売って、現金化するのが良いというだけの話です。

また、ダウンロード版の良いところは、UMDだとカセットを無くしたり、盗まれたりしたら、取り戻せませんが、5回までダウンロード可能なのでそういうことが無いという点です。
さらに兄弟で複数のUMDを買う必要もありません。
また、友達5人で一つのゲームをシェアして買うことも可能です。
すると、通信機能も活きてきます。そういう意味で本来子供に優しいシステムなのです。

さらに大人に関しては、そんなシェアは通常しませんから普通に売れます。

でも、結局は子供が買える値段かどうかで、最初は無理でしょう。やっぱり。
次に子供が欲しがるソフトがあるかどうかですが、それも厳しいような気がします。その意味で、最初は大人をどれだけ取り込めるかが勝負です。
ポイントは電池と電話機能。それとマンガがどれだけ読めるかにかかっています。一番大事なのはマンガかな。期間限定のレンタルマンガや、まとめ買いによる値引きをどれだけ導入出来るかが肝です。さらにiPadSONY版を出して、それとの連携も重要。そこをまとめきったら日本では絶対勝てます。それが出来さえすれば、6万円でも安いんじゃないでしょうか。

例えば、毎週のジャンプを同価格で読めるようにするとかがあったら強力です。