【コラム】小学生2人の学費年間800万(マンハッタンでの一例)

先日聞いた話。

こちらの私立の小学校の学費はまぁ、300−400万するわけですよ。
で、2人いると、タイトルのように800万。仮に6年間とすると、4800万円で日本の私立の医学部並。この後も私立に入れていると、中学、高校、大学と同じくらいかかり続けます。

金融がバブリーだったり、医師の給与が日本の数倍なのも頷けますね。

ちなみに上記の例の場合、それこそ十数校受験してようやく入学出来るようです。特に親のチェックが厳しい。仕事の内容とか、コミュニケーションとか、収入とか…

で、マンハッタンにはまともな公立がないかというと、そうではありません。

二つタイプがあって、一つは試験が本当に難しいパターン。
ちーやんの行っている学校に内接しているマンハッタンで一番成績の良い公立の小学校は試験で上位1%に入らないと入学出来ません。ちーやんは上位9%だったので入れず。とはいえ、英語のreadingに関してはそこに行っている友達より進んでいて、一学年上の授業を受けているようです。

もう一つは、地区的に良い学校。マンハッタンは幾つかのブロックに分けられていて、それぞれのブロックごとに公立の学校があります。しかし、例えば、ウォールストリートの近くや、アッパーイーストの家賃は半端では無いので自ずと金持ちしか来られない公立の学校が出来てきます。
公立だから授業料は無料です。

そこで、もう一つの戦略として、いっそのことそういう地区に引っ越してしまうという手があります。

例えば、トライベッカだと、家賃50−60万ですが、それだったら私立に800万払うよりも安く済みます。トライベッカにはマンハッタンで一番良い高校があるので合理的なわけです。ちーやんはそこの選抜公立校に受かったんだけど、遠いので行くのを止めました。今住んでいるところからでもバス通学出来るんですけどね。

で、アッパーイーストだと家賃80万という話でしたね。
アッパーイーストは美術館も近いし、ミッドタウンのレストランにも行きやすいのですが、ビルばっかりで緑が少ないのが欠点です。

いずれも、将来的にアイビーリーグの大学に入れたいという親の願いから何でしょう。