【コラム】お金をがっぽり稼ぐ方法

南野さんの記事を読んでふと思ったこと。
http://ameblo.jp/tukudanisukauto/entry-10755702117.html

お金を稼ぐということは、
いかに価値のないものに、もしくは実際の価値以上の値段をつけられるか。
そのスキーム作りの勝負と言っても過言ではありません。

最近、その収益率で話題になっている3社。
グリー、モバゲー、グルーポン

グリー、モバゲーはケータイしか情報源のない情弱な人達をターゲットにし、さらに儲けたお金でテレビの宣伝をうって、残りの人達をすくい上げようとしたわけだけど、子供が顧客になれる仕組みのままだったのが失敗の元でした。
情弱な人にピンポイントで情報を届けるのが、この手の商売の基本ですが、売り物になるものの価値の情報の取り扱いも大事です。この場合、3000円ぽっきりと言われてレストランに入ったら30万円請求されたということをしてしまったわけです。
30万円請求したことが悪いのではなくて、最初の3000円ぽっきりの情報の取り扱い方がビジネスの善悪を決める元となります。


また、あれは子供はゲーム内容に制限のある定額、もしくは無料の部分でしか遊べない仕様にすべきでした。一方でソーシャルの部分にもっと手を入れて、グリー、モバゲーから足抜け出来ないようにすれば良かったのです。つまり、グリー、モバゲーで知り合ったり、連絡しあっているオンやオフの友達とはグリー、モバゲーを介してしか連絡が取れないようにしておくだけで良かったのに…


かようにいかに価値のないものに、もしくは実際の価値以上の値段をつけられるかにおいて、最も重要なのは商材の情報コントロールです。
商品ができるだけ価値があるように、駄目なところを隠しつつ、価値があるように見せるのが大事。

その意味で、グリー、モバゲーはソーシャルとして新たな社会のネットワークの基盤作りに貢献するという綺麗事の価値をもっと前面に押し出すべきだったんです。


やはり、その情報のコントロールに失敗したのが、グルーポン

グルーポンのおせちが問題になっているけれど、グルーポンが扱っている商品は他にも一杯ある。実際、New Yorkから始まったので一時期入っていましたが、やはりどれも要らないものばかりだった。
結局、物だと売れ残っている物。食事だと赤字で損するところに値段を付けているだけだから安かろう悪かろうに過ぎないわけです。
レストランの場合、店には儲けがでなくて、食材や作った食事を捨てる代わりにその分客が来て無駄にならない。とにかく、一度店に来て貰えれば次につなげられるかもしれないし、あとは追加の注文で利益を上げられるかどうかでしょう。

レストランをしていれば、必ず余る食材、捨てなければいけない作り置きの料理はでてくるはずです。それを活かすという発想までは良いビジネスだったのですが、問題なのはグルーポンが一番儲かるスキームにしてしまったところでしょう。
よって、後からその儲けを少なくしたクローンが一杯立ち上がってきます。


グルーポンは最初の知名度の高さを活かして先行逃げ切りしたいところですが、そのためにも商品の品質管理が最も重要。立ち上げ当初は一日一品だったので大丈夫でしたが、急に会社が大きくなりすぎて今回のおせちのように粗悪なものを掴んでしまったのでしょう。
早くも堕落したGroupon - Market Hack(外国株ひろば Version 2.0) - ライブドアブログ 早くも堕落したGroupon - Market Hack(外国株ひろば Version 2.0) - ライブドアブログ

グルーポンは何一つ負担をしていないだけに、売り上げの半分を取る以上はその情報の質がお客さんから問われているわけです。
値段が安いこと、お得なことが情報の質と勘違いしてしまったためのミスでしょう。


グルーポン系で最終的に勝ち残れるのは、クーポンサービスで全く儲けを貰わないところです。その他にマネタイズやビジネスがあって、そのおまけ、客寄せとして使うところが店側の支出も少なくて済むので生き残れます。


これらの例として最もスリム化されたものがオレオレ詐欺になります。
ピンポイントで情弱な人をターゲットにし、売っているのは全く価値のない情報です。
情報の質があたかも高くみえるようにあれやこれやの演技をして客を騙します。まさに情報のコントロールだけに意識を集中した結果があれです。

良いビジネスか、悪いビジネスかの違いはその情報の質次第となります。オレオレ詐欺の情報の質を上げれば、立派なビジネスになります。
ビジネスマンとして高い倫理観を持ち続けたいならこういった情報の質を上げる努力を常に保つことであり、それが長く商売をする秘訣でしょう。


また、価値のないものに、もしくは実際の価値以上の値段をつけると同時に二段構えでビジネスを展開するのが、一番固くて安定するやり方です。

身近な例として挙げると、比較的時間の取れる定職に就きながらITを活かしたバイトや副業をするというのが、ローリスクハイリターンへの第一歩でしょう。

まだ、マネタイズはしていませんが、こんな例もあります。>パンチラ時計
http://pwatch.x.fc2.com/

美人時計と違うところは、表の会社がコラボや広告を打ってこないであろうところ。それでいて完全に裏でもないのが面白い。写真の元ネタが著作権無視していそうだけど。
それでも1週間で20万アクセスは凄いですよね。
マネタイズはどうするかというと、結局、バナー広告だろうけど、集まるのは残念ながらアダルト系だけでしょう。
これをアダルト系バナー広告以外でマネタイズ出来たら凄いんだけどね。あと写真ももう少し控えめなものにして、ピンクでなく青を基調としたサイトにすると面白そう。
本当は、スカートがめくれる前、めくれた後くらいで写真が変わっていくのが面白いんでしょうけどね。というか、自室やアダルト系店舗以外では時計として使えないw

でも、パンチラ時計と聞いて、ワクテクする男の子の気持ちを読んだネーミングは素晴らしいと思います。

AV時計というのもすでにあるらしいけど、ワクワク感が全然ないし、写真もひどいものばかり。パンチラ時計の写真もどうかとは思うけど、スキームとしては面白い。パンチラ時計と聞いて、期待するのはあんな写真じゃないでしょう。
http://www.avtokei.jp/


まとめると、価値のないものに、もしくは実際の価値以上の値段をつけられるかがお金をがっぽり稼ぐためには必須。
しかし、良心を持たないようなことはしたくないというのであれば、日々商材の情報の質を上げる努力をすること。
さらに別のビジネスと組み合わせることで、倫理的にもより良いビジネスにすることができます。別のビジネスと組み合わせるというのも色んな方法があると思うんだけど、それも工夫次第でしょう。何か凄く上手くいっていて、かつワクテク感のありそうな仕事ってだいたいこのパターンですよね。お店を出すといった単発の仕事がよく失敗しているのはそこが出来ていないからでしょう。組み合わせるのは別にビジネスじゃなくても良いんです。