【コラム】新しいプレゼンテーションソフトPrezi

何とかプレゼンを乗り切った。昨日帰ったのは結局午前3時になってしまった。
声を出して練習していたんだけど、英語ってちゃんとしゃべるとのどが枯れるので途中でのどが痛くなって諦めたというのが実情。


さて、今回プレゼンに使ったのが、prezi
http://prezi.com/your/

一言でいうと、一枚の大きな紙の上でズームを駆使して次々にスライドを魅せていくソフトである。

扱い方は非常に直感的で分かりやすいと思う。
ビデオとかも埋めこめられるけれど、最初はあらかじめ他のソフトで作ったスライドをjpegにして取り込むのがやりやすいだろう。

一度取り込んでそのスライドをクリックすると、専用の円形ツールが出てくる。
三つのワッカに分けられていて、一番外側が回転、次の円が拡大縮小、一番真ん中の円がクリックしたままで移動に対応している。
面白いのはすべてのスライドは一枚のキャンバスの上にあるんだけど、プレゼンのときは拡大縮小でそれぞれのスライドに画面がjust fitするので、サイズが1と1/100の2枚が共存してもどちらの解像度もキープされるようになっている。

まずはスライドを次々に貼っていって、最後に番号付けしていき、セーブしてダウンロードする。
ファイルはflashとして再生できるようになっている。自分の場合、200dpiでセーブしたファイルを貼っていったんだけど40枚目くらいでそれ以上貼れなくなってしまったので、イントロパートだけCanvasでプレゼンした。

色んな人が作ったファイルが例として上記のサイトで公開されているが、一番の肝はズーム機能。次のスライドを物凄く小さく貼ってみたり、前のスライドの中に小さく埋め込んだりすると、「あれぇ、こんなところにスライドがあったんだ」と驚きを与えることが出来る。
また、スライドとしてズームされない部分に絵を隠したりとかプレゼンしない部分に色々仕込みをできるのが特徴だろう。たとえば、レールの絵とか、ちょっとした漫画をスライドとスライドの間に仕込んでおくと面白いかもしれない。

自分は最初大きな絵の上をスライドが渡り歩いていき、最後にその絵の全体像がわかるというステラテジーで作っていたのですが、スライド間の行き来の時に最後にクローズアップされる大きな絵を常に表示出来ないようでちらちらするためそのアプローチは諦めました。スライドの枠を濃い色で囲って、スライドの並びで字が現れるとかがよいかもしれません。

使ってみて嫁さんの感想は、「酔う」だった。特に次のスライドが全く逆方向に張ってあると上昇下降しながら180回転とかするから気持ち悪くなるとのこと。
将来的にXSIでこれに似たものを作りたいと思っていけど、よく考えたら各スライドの滞在時間が限定されるから厳しいですね。

ライセンスに関しては3段階に分かれていて、
フリー、100MB, no private mode, preziの宣伝が混ぜられる
年間59ドル,500MB, private modeあり, preziの宣伝は入らない
年間156ドル,2000MB, no private modeあり, preziの宣伝は入らない

http://blog.prezi.com/2009/11/24/prezi-license-upgrades-recurring-payment-first-30-days-free/


となっているが、アカデミックで登録すると、値段が一段階下げられる。つまり、フリーで真ん中のライセンスが手に入るようになっている。
アカデミックはその教育機関のメールアドレスで個人が特定できるものが必要なようだ。
大抵の大学はフルネーム@大学名.eduになっているからわかるようになっている。日本の教育機関が対応しているかどうかはわかりません。

webでは割と今まで一番画期的なプレゼンテーションソフトとかいわれて賞賛されていますけれど、初めて使ったにもかかわらず誰もプレゼンソフトについては質問してくれませんでした。がっくしorz