【コラム】「光の道」討論について

今日は年に一回のボスの家でのパーティーだった。30人以上いただろうか。
ということで酔っぱらっているので短くまとめます。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51434318.html

まず、孫さんのアクセス回線会社はたぶん無理なんだろうと。
また、電子カルテの共用化は恐らく不可能。
電波の開放は政治マターなので微妙なところ。マスコミが報道しないのであとは孫さんのツーカーの原口大臣がどれだけがんばれるかにかかっている。

で、昨日の対談を見て思ったのは、利活用が進みすぎてちょっと光がないと困るというところまで行かないと光の道は実現しないということ。

要するに需要があれば、NTTが放って置いても勝手にやるはずだけど、それがないからやらないという状況な訳です。

そのため、ソフトバンクが取るべき戦略は、これから増えると思われるコンテンツをどんどん自ら作っていくことです。たぶん、そっちの方が安く付くんではないかなと。
キムタクのドラマが今どれだけ求心力があるかわかりませんが、そういうものを含めて自分で作れるコンテンツは買い、また、古いコンテンツでも人気があって買い取れるものは買っていく。場合によっては、漫画の配信でも良いでしょう。音楽の曲でも構いません。
とにかくそれを自分のところのYahoo ! BB 光 with フレッツでしか見られない。録画も出来ない。でも、Yahoo ! BB 光 with フレッツならいつでも何度でも見られるという仕組みを作るわけです。(録画が出来ないという仕組みができるかどうかわかりませんが、html5ならできるのでしょうか。)

Yahoo ! BB 光 with フレッツはNTTの光回線に乗っていますから当然うちでも見られるように光を引いてくれという要望が増えます。すると、NTTの光回線増加計画が推進される。で、光への完全移行の方がやっぱり安く付くというくらいまで増えたとき、孫さんの希望するアクセス回線会社がNTTの中で出来る。

で、やっぱりNTTはそのアクセス回線を独占するかもしれないけれど、ユーザーが見たいコンテンツはソフトバンクが握っているので契約はソフトバンクを選ぶ人が増える。NTTの所場代の分高くなるのですが、それは変だろうという国民の声が増えれば圧力となってアクセス回線会社が分離する可能性がある。

こういった方向性でしか、事態は打開されないような気がします。

一方、個人というか、ベンチャーにも今こそ取り組むチャンスがそこにあって、電子カルテはともかく電子教科書は十分需要が見込めるはずです。私立の学校ではそういうものを導入するところが出てきてもおかしくない。
実際、アメリカではすでに電子教科書の教育システムの会社が立ち上がっています。
電子教科書といってもパッケージ全部を作る必要はなくて、一部だけでも良いわけです。で、それを電子教科書を作っている会社に売り込めばよい。今まで参考書を書いていた人なんかはそういうビジネスに移行するチャンスであり、今なら先行組としていろいろノウハウを蓄積出来ます。

仕組みという意味ではアップルやグーグルには勝てないかもしれませんが、その中身、情報に価値がなければ意味がないわけで、その情報を作るのは個人でも出来るわけです。

孫さん、頑張れーではなくて、一人一人がそういう取り組みをすることで実は光の道を実現するためのサポートが出来るわけです。