【コラム】SONYのタブレットがiPadに逆転する方法

一昨日の日記の後、いろいろと思いついたのでまとめておくです。

といっても、実はiPadでも実装可能な案なのでSONYだからという部分はほとんどありません。

まず、音声認識について
メモとして認識するのは本人の声ですから言語に合わせたテンプレートを読んで貰ってなるべく正確に書き取れるようにする。さらに本人が書いた記事を読んで貰って正確性を上げるといった方法があります。
他人の声を認識する場合は、発言内容に関連した要旨や文献をあらかじめ取り込んで正確性を上げるという方法があるでしょう。

次にペンを使ってのメモ取りですが、一番の問題は液晶画面の摩擦係数が低すぎて垂直方向の圧を認識しにくいことです。この解決方法として、光センサーみたいなもので液晶画面の上を隠すペン先をフォローする方式というのがベストですが、そういう仕組みはまだまだ作れないでしょうから、手っ取り早いのは摩擦係数を上げることです。これはトレードオフとして液晶画面の美しさをスポイルしますから、方式としては二つ考えられます。
一つは表と裏の二画面にすること。厚みは出ますが裏はメモ取り専用画面にしてしまいます。メリットはオールインワンに出来ることです。デメリットはやはり厚さと重さ。
二つ目は今のデバイスをそのまま利用してできます。例えば、半透明のざらざらした布のようなものをフィルターとして磁石で着脱出来るようにする仕組みです。メモを取らないときは外して裏側に付けられるようにします。布は破れることが考えられますから、小さいねじで交換出来るようにします。

さらにメモのテンプレートとして好きな画像をすぐに呼び出せるようにします。組織図、設計図、シグナルの経路図、細胞の中身の図などあらかじめ書き込みたいと思われる図を登録出来ておけば、書き込む量を減らすことが出来ます。さらにそれらのテンプレートも共有出来るものは共有サイトに登録出来るようにすると便利でしょう。

また、書き込みに関しても音声認識と同様に関連する文献をあらかじめ登録するか、自分の持っている書類の中身から字を自動的に認識して、絵ではなく、テキストとして綺麗に書き直してくれる機能があると後々の検索もしやすくなります。その際、ピンポイントで音声認識が使えるのもありでしょう。例えば、一カ所長押ししておくと、リストが出てきてそこで音声認識を選び、「新自由主義」とか口で言うとその文字が入力されるというわけ。

Penultimate やEvernoteが近いみたいですが、これらがこんな風に進化してくれるとよさげです。私はあまのじゃくなので、iPhone, iPadのあまりのマンセーぶりになんとか別のものを使いたいと思っているのですが、そんなものを出せるのはSONYくらいですから是非頑張って欲しいものです。