【コラム】AudioNote

Techwaveで紹介されていたAudioNote。
http://techwave.jp/archives/51461182.html#more
これはかなり便利そう。これにカメラ機能が付けばありとあらゆる取材やノート取りに完璧に対応出来そうだ。

例えば、大学の時、授業で鬼のように専門的な最新の知識を詰め込めるだけ詰め込んで授業している先生がいた。教科書に書かれていない話が半分くらいあって、しかもそこから試験が出たりする訳よ。これでは授業に絶対参加しないといけないし、もともと範囲が一番大きい教科だったからどこから勉強すればよいのかという感じだった。

こんなものもカメラで授業を録画録音しながらノートを取るなんて事が可能だ。
で、そのノートファイルそのものをクラウドにおいて対プリとする。そんな時代がやってくるのだろうか。

ただiPadにはまだカメラが付いていないし、付いた場合もどこに付くかわからない。また、机に置く場合カメラはどちらかというと、別に付いていた方が都合がよい。
それならば、先の記事にあるOneNoteと普通のノートパソコンで上記のことは実現出来てしまう。

ノートパソコンなんて誰でも持っているわけだから上記記事はどちらかというとiPad劣化コピーソフトを宣伝しているだけのような気もしてくる。

さて、では個人的に他にどんな活用法、もしくはソフトが便利そうか考えてみる。

自分の場合、学会でのポスター発表の取材まとめが一番大変な作業。
次に口頭発表のノートメモ取りであろうか。

持ち運ぶという意味ではMSIのEee Padもありだろう。Winがそのまま載るのでOneNoteがそのまま使える。カメラがないのはiPadと同じ。あと液晶のタッチのレスポンスはiPadより悪いだろうからその辺が不便かも。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20100531_371209.html

カメラに関しては最近の学会はほとんど撮影禁止なので考慮しないとすると、あとは音声をどう利用していくかという話になる。

そこで、もし、欲しいとしたら発表者や自分の音声をそのまま文字にする機能。音声の文字変換はすでにソフトがあるが、その性能はいまいち。これに関してはGoogleが検索機能を使った推測変換を開発中で結構期待出来るらしい。それにそのテキストが完全である必要はなくて、例えば、左半分に次々と音声がテキスト化されて、右半分にメモをかけて、かつ左半分の文字列を指定して、修正したり、コメントが付けられるようになると良い。
左半分と右半分の比率は自由に変更出来るようにして、例えば、上1/5の音声文字変換と下4/5のメモ画面でも良いだろう。iPadのようなものを使う場合はペンでメモを書きながら相手の声を録音、テキスト化するわけだ。

すると、ここでiPadの弱点が浮き彫りになってくる。まず、音声変換機能。これはGoogleのものが将来的には一番高機能になる。これが果たしてAppleに提供されるかどうかだ。Googleがいつものようにメインのページに搭載するならありだろうが、自前のAndroidだけに搭載するとなると無理になる。まぁ、たぶんこれはiPadでも使えるようになるから良いとして、次はiPadにおけるペンの認識性能の悪さだ。指でタッチする機能に関してAppleが特許でがんじがらめにしている可能性があるので、やるならペンでの入力しやすさを売りにするというのがある。Winをそのまま載せるというのはMSIがすでにやってハイスペックでの限界に既に挑戦しているので、SONYにはGoogleと組んでこういう方向性でビジネスで活用しやすいタブレットを開発することを期待したい。有機ELまで載せられたら完璧だけどそれだと電池が持たないから無理なんでしょうね。それにタッチ機能も付けられるかどうかわからないし。いずれにしろ、この分野は音声自動テキスト化が次の課題になりそうだ。