【コラム】セーフティーネットのあり方
キュンキュンさんからコメントを頂いたのでちょっと考えてみた。
ベーカムを現金で配っても、結局インフレになって金額が全く足りなくなってまた上げるとかいう議論になったりで、とても生活の足しにはならないという批判もあるが、インフレになるかどうかは置いておいても現金で配るのはやっぱり無駄だと思う。
生活保護を受けている人のライフスタイルを見ると、ソーシャルワーカーの人が一生懸命住居を探してあてがおうとしてあげるんだけど、本人は半場迷惑そうにしているんだよね。
これって、実際自分がホームレスになったことを想像してみればわかる。
ホームレスになりました。行政から5万円現金が毎月配られました。さて、どうします?
食費に充てますか?洋服を買いますか?家を借りますか?
私なら間違いなく全部嗜好品に回します。
食料は残飯を漁るか、超早朝もしくは夜中に飲食店の周りを掃除する代わりに残飯を分けて貰います。
その場合、汚い格好は嫌われるでしょうから、洋服は古着屋さんで揃える。一着380円もあれば買えます。
住む場所は冬以外は公園とかで十分でしょう。もしくは今時廃墟も沢山ありますからそういうところでもありかも。その場合、交通費がかかるので、自転車なんかもいるかもしれませんね。いずれにしろ、別段住む場所なんか必要ないわけで、セーフティーネットの意味そのものを考え直す必要があると思います。
そこで、やるとするなら配るのは現金でなく、住む場所と食事だけで良いでしょう。これなら、物価やインフレに関係なく一定のサービスを提供できます。
また、食事を作るのに求人ができるのでそこで働くことができます。住む場所も綺麗にしないといけないだろうから清掃業の求人ができます。本当に生活をバックアップしたいならそれだけで十分なはずです。
雑魚寝することで、コミュニティーが自然に出来ます。その中で仕事の情報も伝わるでしょう。
その他のものは寄付で洋服やお酒を募ればよいだけ。古本を募るのでも良い。さらにそれらを集める作業も本人達にさせればよいでしょう。
世の中、いさえすればよい仕事もあるわけでそういう仕事を一括して請け負うシステムを作っても良いでしょう。
住む場所も一カ所に絞らず一定期間経ったら別の場所に移動しないといけなくすることでそれを機会にちゃんと働く人は働くだろうし、そうじゃない人でもそれなりに刺激を与えることが出来ます。
いずれにしろ、こういった現物支給でコストは大幅にカットできるはずです。
また、嗜好品があまり手に入りませんから、そういったものを手に入れるために働く意欲も湧くと思います。