【コラム】ヤフオクを地方限定でやってみる

これからの高齢化社会でやろうと思えばできるかもしれないビジネスモデル。

金を持っている中高齢者、お金を持っていない若者。
子供必要ない若者42%ってかなり異常な数字ですよ。そこまで諦めないといけないほど若年層は貧乏になっているのでしょうかね。

さて、アメリカにヤフオクはありません。代わりにeBayがありますが、eBayはどちらかというとレアアイテムを探す場所となっています。その辺のどの家庭にもありそうなもの、でも不要なものはガレージセールか、craigslistで売りに出されます。
この直にあってものを取引するという文化が日本にはありません。
アメリカみたいに頻繁に引っ越すのなら旅の恥はかき捨て的に渡すことも買うことも出来るが、住む場所が固定している農耕民族の日本ではこんなものを中古で買うのかと思われたり、人様にこんなお古をあげるのは失礼だとか思ったりしてなかなか要らないもののやり取りがしにくい。

これらを背景に考えたビジネスモデル。

まず、高齢者の買い物代行サービスをします。駄賃としては一回500-1000円くらいでしょうか。しかし、これだと高くて顧客を見つけるのが難しそうですし、そもそも介護保険でしてくれるような気もします。
そこで付加価値を付けます。その地域で手に入る旬のものを、最高の目利きでお届けしますとするわけです。このビジネスモデル、実はこの時点で最高の目利きが必要になりますw。但し、これがあるだけで他の追従を許さなくなりますし、似たような業者が現れても目利きの技術が凄ければ生き残ることが出来ます。よって、始める前にある程度目利きを鍛える必要があります。
そうすると、Aさんの買ってきた食材は美味しいとなるわけです。
しかし、これだけだと顧客の数の分しか収入があげられません。そこで、高齢者の家で不要になったものをその地域限定でオークションにかけます。もしくはcraigslist自体は日本にもあるのでそこで出すのも良いでしょう。それに10%ほどのマージンを追加して売りに出して売れたら配達までしてあげるというわけ。問題はそういうサービスが存在していることを買う側にいかに伝えられるかです。子供は要らないと言っているわけですから学校で宣伝しても伝わらないし、新聞も読んでない。しかも、個人でビジネスしているからサイトを立ち上げるのは高コスト過ぎます。
地道に口コミ宣伝でcraigslistを売り込んでいくかですね…
Twitterが今より流行したら、売ります情報を流すという戦略もあるのですが…
まぁ、基本の収入は買い物代行で稼げるので良いのですが、その顧客捜しも結局は口コミです。すると、一度どこかの店で働いて顧客層になりそうな人達に顔を売るというステップが必要そうです。目利きのトレーニングもかねて市場や卸で働くのが良いのかな。
もしくはもっとマクロで営業を展開するかです。
いずれにしろ、ネット時代だからこそin personでやり取りする高齢者向けビジネスが必要になってくると思うのです。彼らが求めているのはオンラインではなく、オフラインのサービスなんですよ。だからこそ、押し売り詐欺や振り込め詐欺が横行するのです。