【コラム】国政選挙の新しいスキームを考える その2

「全ての国会議員は過去に当選したことのある選挙区から立候補できない」

をもし本当にしようとすると、
選挙区が毎回変わっては事務所の引っ越しや人件費が高く付くという文句が出てくるだろう。

これもね。次の制度改革とセットにすれば解決する。
まず、街頭演説や拡声器などを使った集団での選挙運動の禁止。
名前とお願いしますを連呼するだけの選挙活動なんて無駄でしょ。

選挙活動は有権者に各候補者の主張と、主な政策に対するスタンスの違いを一覧でまとめたものを事前に送るのと、あとはテレビ放送を3回。
1回目は立候補者が決まったときに各自の主張を5-10分間。
次に候補者同士の討論会。議題は各候補者および事前に募集した議題について。話すときは持ち時間を決めて討論する。
最後にもう一度自己主張して貰う。
これらはテレビ以外にもネットの動画で配信する。

また、従来の選挙運動の代わりにネットでの選挙活動の自由化をする。ブログ、ホームページ、動画何でもあり。

これで随分お金がかからない選挙になるはず。もちろん、街角に立ててある候補者を紹介する立て看板も廃止だ。

しかし、これだけだとそもそも選挙にあまり興味のないヒトはますます選挙に行かなくなって、某カルト教団のような特定の団体に有利になるという批判もあろう。

そこで、権利を行使することの意味をわかっていない日本人のためのにんじん作戦。

投票すると、すればするだけ税金の控除額が上がるようにすればよい。逆に選挙に行かないとその分増税でも良い。

まとめると、
「全ての国会議員は過去に当選したことのある選挙区から立候補できない」
「街頭演説の禁止」
「ネットでの選挙活動の自由化」
「投票しないヒトに対する増税

こんなところか。それももうひとつあるのだがそれは次回。