【コラム】国政選挙の新しいスキームを考える その1

国会議員の中で世襲議員過半数を越えていることが問題視され、かつそれゆえにこの問題はもう改革できないのではないかという話がある。

私自身は世襲そのものは別に反対ではない。
子供は親の背中を見て育つものであり、親が政治家であればその子供が政治家になりたいと思うのは極自然なことだ。

で、世襲議員は地盤を変えないといけないという案が出ているがそれも変だよね。

そもそも国政を担う政治家が何故同じ選挙区から何度も当選できるのか?
そっちの方が変じゃない?

国の政治を担うのに何故同じ地域の人に選ばれているわけ?
それが理由で次の選挙に通して貰うため、同地域に利益誘導するアホな政治家ばかりになるのだ。

それを抜本的に解決する方法。

「全ての国会議員は過去に当選したことのある選挙区から立候補できない」とすればよい。

そうすれば、当選させてくれた地域の人にぺこぺこする必要もない。なぜなら二度と選挙で選んで貰うことはないから。また、結果的に誰がどこで立候補するかかなり流動的になるので、立候補前に利益誘導しようにも次の立候補地を確定させるのは結構難しいと思う。

この場合、世襲議員は一回だけチャンスがあるのだが、過去に一回だけ当選させたヒトの子供だからという理由ではそうそう票は集められないだろう。

実際の運用方法は次回に書いてみる。