【コラム】相続税100%による日本再生、みんなハッピー その2

昨日の案。
相続税100%+生前贈与税0%にして、さらに個人番号にヒモ付けで資産税も導入。
こうすることで、本来お金が必要かつ物欲が強い20代、30代への資産の移行を促進する。

で、これを導入するとどうなるか。なんでみんなハッピーなのか、考えてみる。

まず、死んだら資産は全部国に没収されます。
何も対策をしていないと、丸損です。遺族には何も残りません。

そこでどうするか、資産をできるだけ分散して子供や孫に生前贈与します。
ところが、例え20代の孫に贈与したとしても、その子が死んでは元も子もありません。

ここで登場するのが、詐欺師保険屋です。
2000万の資産だったら、もし、死んでもそれを保証しますよ。補填しますよ。という保険が生まれます。
恐らく200万は貰っておかないと保険は成り立たないでしょう。でも、100か0と問われれば、100を選びますから資産を持っているほぼ全ての人がこの保険に入るでしょう。
保険屋メシウマーですよ。
当然、100%は保証しないけど、60%くらいなら保証しますという保険もあるだろうし、資産をどう分散すれば良いかをアドバイスするだけでも仕事になりそうです。雇用がそれだけ生まれます。

一方、贈与して貰った方が保険を出来るだけ払いたくないと思ったらどうしたらよいでしょうか。60%しか保証しない保険に入ればよいのでしょうか。一番良いのは使ってしまうことです。そうすれば、保険をかける必要もありません。すると、お金を使う需要が生まれますからいろんなものの売れ行きが上がって景気がよくなります。景気が良くなれば、雇用も生まれるし、給与も上がります。

また、不慮の事故というのは防ぎようがありません。資産を贈与して貰った人は保険で補填されるにしても、元の資産は国に没収されます。つまり、国は国で税収が増えるわけです。また、景気が良くなればそれだけ所得税法人税も増えます。

誰も使わずに死んでいる1600兆円だか、1300兆円の個人金融資産をデフォルトやインフレで消化するのでなく、市場で回してついでに景気も上げるという意味で相続税100%+生前贈与税0%+非常に薄い資産税は有効ではないでしょうか?