【コラム】相続税100%による日本再生、みんなハッピー

相続税100%をうたっているのは金持ち憎しの左巻きの人達だと思っていたけど、意外と悪くないかもと思い始めた。

逆に新自由主義に近い人達は0%が良いと言ったりしている。
老人が貯金や資産を貯めるのは何のためにするかというと、病気になって大きなお金が必要になったときとか、100歳近くまで長生きしてしまったときの生活費とか、子供に何か問題が起こったときに援助するためとかの理由だろう。

そう考えると、以前も書いたけど、オレオレ詐欺ってそういう需要に最もマッチしたビジネスと言える。今のままだと詐欺だけど、子供に何かあったときに本当にお金を子供に払うオプションをつければ、詐欺じゃなくなるよね。って、それ、保険wwwww

でも、本当に0%にすると、そういう蓄財の需要に乗っ取って、80歳の老人から60歳の老人に脈々と資産が受け継がれていく。
で、何が起こるかというと、オレオレ詐欺がより高度化していくのだ。保険と似ているなら掛け金が膨大なだけのシステムにすれば、もはや合法。というか、貯金そのものが低金利ですでにオレオレ詐欺化しているよね。

さて、では元に戻って、100%になるとどうなるか。
但し、左巻き的な考え方ではなくて、抜け穴のたくさんある100%ね。
資産没収が目的ではなくて、むしろ、どんどん相続させろいうこと。

死ねば没収だけど、それまでに相続させておけば、大丈夫(実質相続税0%)にするわけ。すると、どんどん孫や子供名義の資産が増えていく。50歳、60歳ではリスクがあるので、ある程度分散させるはず。

ただ、それだけだと、名義だけ孫で降ろすことも使うことも出来ない状態になることが予想される。

そこで、もう一つのルール。証券や預金に対して個人識別番号にヒモ付けした非常に薄い預金税をかけるようにする。固定資産税のかかる土地なんかも同じ。
そうすると、確定申告の時、嫌が上でも本人にその資産の情報が入る。

20代、30代にどれだけ降りるかはわかりませんよ。でも、今のままや0%に比べたら、降りる金額は増えるはず。

それをどう使うかもそれぞれの自由だけど、老後を心配、学費を心配が幾分緩和されるから子供を作る余裕も出来るだろう。それだけのお金や資産を親から貰えれば、それなりに親の老後の面倒もみようと思う人も増えるはずだ。すると、2世帯同居が増える。じじばばが近くにいれば、子供の面倒もみて貰えるので、母親も働きに出ることが出来る。すると、ますますお金に余裕が出てくる。じじばばも孫といつも一緒にいられるのでハッピーと良いことずくめじゃん。相方の親と同居したくないという人も結構いるだろうけど、一番物欲が強いときにお金を持てるのは良いことです。

お金の使い方は人ぞれぞれだから今老人が持っている貯金が全部使われる訳じゃない。

お金って、使ってみないと、どうやったら使って貰えるかもわからない。

つまり、じゃんじゃん使ってこそ、儲け方もわかるものなのだ。

相続税100%と聞いて反対するんじゃなくて、じゃあ、生前贈与は0%にして、さらに個人番号にヒモ付けで資産税も導入ねとすれば意外といけそう。