【コラム】GAME 3.0 〜カルネージハートエクサ10月28日発売

実は一昨日初めて気付きました>エクサ発売。てへっ(^^;;

ネタ的には1年半くらい前のGame 2.0の記事を読んで考えていたのですが、ようやく書き起こし。ネジラーのために書いた記事ではないのであしからず。

ファミコンのゲーム、さらに古くはゲーム&ウオッチに代表されるスタンドアローンのゲームをGame 1.0とします。

さらにインターネットとつながり、リアルタイム対戦出来るゲームをGame 2.0とします。

すると、このカルネージハートはGame 3.0とも位置付けられる唯一のゲームかなと。
まぁ、プログラムしたロボットを戦わせるゲームなんですが、百聞は一見しかずでこちらのビデオを見て貰えればどんなゲームかはわかるかと思います。ロボットが色々やっていますが、全てあらかじめプログラムした通りにしか動いてくれません。
http://www.artdink.co.jp/japanese/title/che/movie.html

では、何故Game 3.0と言えるか説明してみます。

まず、インターネットが今ほど発達していなかった時点で、すでにネット対戦をしていました。10年くらい前でしょうか。
しかも、別に互いに同じ時間を共有する必要はなく、昨日プレイした勇次君と今日同じ条件で対戦出来るのです。何故なら、ロボットはプログラムした通りにしか動かないからです。対戦している間、本人は見ているだけです。やれるのは視点を変えることくらいです。

さらに有志の人がロボットのプログラムをPCやMacで作れるソフトを作ってくれていました。このゲーム、ゲーム機すら必要としないとも言えたのです。

前作のカルネージハートポータブルでは有志がセーブしたデータを解析して、ゲームを起動しなくてもPC上で中に登録しているロボットを自由に組み合わせを変更することも出来るようになっていました。

さらにユーザーがレーティングシステムを作ってランキングまで管理していました。
http://www.asahi-net.or.jp/~vw4k-kbys/chp/rating/
エクサではメーカーがこれをまねてレーティングが仕様に組み込まれています。このようにユーザーとメーカーが互いに協力してブラッシュアップしていくのもこのゲームの特徴です。

公開されていない仕様も徹底的にユーザーによって調査されて、一クロックの間の動き一つさえ丸裸にされます。結果、格闘アクションゲームのように当たり判定や技が入るタイミングまで考慮したプログラムが作られるようになりました。
上位層のレベルは開発者の想像を超えるものであり、恐らく開発者でもそれを越える機体は作れないでしょう。
私がゲームをしなくなったのは、用意されたレール、状況を黙々とこなしていくだけでそこにクリエイティビティーを発揮出来なかったからですが、このゲームは違ったわけです。
特に初代カルネージハートの仕様におけるプログラムはまさに芸術といえる美しさでした。

それ故にこのゲームのためだけにプレイステーションを買ったし、このゲームのためにプレイステーションを3台買う羽目になりました(試合を回しすぎて壊れたため)。
このゲームが出なかったからPS2PS3も買いませんでした。

ユーザーが用意された以上にゲームを遊び尽くせる。しかも、時空を越えて対戦することができるそれがGame 3.0です。

ファイナルファンタジーなんかも、ユーザーがシナリオや敵を作れるRPGツクールのようなインタラクティブモードを導入すれば、ユーザーはもっと増えると思うけどね。課金制もしくは開発ツールを別途売り出せば、決して無理じゃないと思う。こんなモンスター作って下さいと値段を決めてオーダーすれば、それに合わせて開発ツールで作ってくれて一番気に入ったものを購入してゲームを作っていき、最後それを低価格で売り出す形でリリースするわけです。

さて、少しでもこのゲームに興味を持たれた方は是非新しく発売されるカルネージハートエクサを購入してみて下さい。10月28日発売です。

カルネージハート エクサ - PSP

カルネージハート エクサ - PSP

こんなマイナーなゲームであるにもかかわらず、ゲームの評価サイトでぶっちぎりのトップであり、数が出ていないものだからプレミアが付いていた時期もありました。あとPSPも必要です。ということで宣伝でしたw
http://pspmk2.net/soft/slg/index.html