【コラム】ネットで情報を売る商法 その2

ネットで情報を売る商法として、まぐまぐのメルマガがある。


磯崎さんの分とか読んでみたいけど、月840円だからね。昼飯一回分とか宣伝していたけど昼飯としては高くね?とか思ったり。

それに月840円ということは、年10080円なのよ。ホリエモンもその金額。
これを何と比べるか。
ファンクラブの年会費としてはかなり高い。普通は3000円くらいだし。
新書と比べてもかなり高い。普通は著者と編集者がうんうんうなって頑張って書き上げて800-1600円程度。
一方のまぐまぐのメルマガは著者がちょちょと書いてすぐリリース。その量は下手すると新書の1/5くらいか。
で、実際発行される内容は週一なんだけど、時事に合わせてタイムリーな話を読めるというのが売りなんだろう。だけど、逆に言うと1年後にはほとんど役に立たない話という見方も出来る。
また、この手の有料情報は実際にそれを利用してお金を作るとか、仕事のスキルがすぐに上がるとかいうのでもなければあまり意味がない。
というのは、それらで与えられる一次情報はちゃんと勉強すれば誰でも手に入るからだ。メルマガではそういった一次情報をちゃんと把握した著名人がわかりやすい言葉で、逆に言うとその人が大事と思ったフィルターを通して情報量を制限した形でリリースされている。よって、実をいうと本当にそういった情報を利用したいと考えているなら一次情報に直接アクセスすべきなのである。

つまり、メルマガの主な要素はやっぱりそのキャラクターが好きというファンクラブ的な要素が一番なのだ。

だからそれに年10000円はないよなと思うわけ。金額的には昨日紹介したのと実質的に大して変わらないし、たぶん情報を売る商売の相場がその辺にあるんでしょう。