【コラム】総中流社会よ、再び!!!

総中流社会に戻るのが不可能だとしても、アメリカのような格差社会はもっとごめんだ。
解雇規制解除で正社員が減るもの嫌だ。というのが日本の現状。

総中流社会の昔、そこそこ美人なら一流企業の社員と結婚するだけで十分な生活が送れたし、パイも十分あった。ところが、それが無くなりパイが減ったためあぶれた娘達のうち、下層の子がタレントやA V女優に流れ、成績のよい娘は海外に行き外人と結婚して帰ってこない。

若者の失業率が10%という事実からも家族を養うほどの収入もないし、DQNとしてだまくらかすほどのお金もない。オタはAVで満足するし、さらにこの記事から考えるとここ10年での出生率の低下は空恐ろしいことになりそうです。


池田信夫のいうように規制解除と自由競争だけでは恐らく上手くいかない。彼は基本的に欧米の成功例を参考にしているが、均一社会の日本では成り立たないことも多々あるからだ。特にこちらのお金の取り方を見ると日本では成り立たない価格が多数存在する。

解決法としてはやはり共働きがしやすい社会ということになるのだろう。
現在は共働きで子供を預けたり、塾に通わせたりしているのにお金がかかるし、そもそもちゃんと子供を預けられるところがない。そのため、女性が仕事に就きにくくなっているし、育児休暇を取っても復帰が難しい状態だ。

よって、税金を投入するならフレキシブルな託児制度と、教育にお金がかからないようにすることだ。
池田信夫が大学が職業訓練所になればよいとよく書いているが、最近あの意味が分かってきた。要するにコロンビア大学ニューヨーク大学のようになれといっているわけだ。
しかし、残念ながらそういうところで学べる職業訓練は日本だと専門学校で十分だ。

フレキシブルな託児制度というのは収入に合わせて変動する月謝と、子供手当の分を託児所に分配しさらに税金の控除を与えればよいのではないか。

教育に関しては、教科書を最高レベルまで難しくすればよい。但し、実際に授業でやるのは今まで通りの内容で構わない。やりたい子供、出来る子供だけが難しい部分を各自でやれる環境を与えるのである。そのサポートに塾に行かせるのは親の自由だ。
問題はお金がなくて塾に行けなくてもやろうと思えばやれる素材を全ての子供に与えることだ。それだけあれば、才能のある子はちゃんと伸びていける。

その2点を支えれば、給料がどんどん下がっても、結婚しさえすればそれなりの生活ができるということになり、子供も作ってくれるだろう。

子供がいる幸せっていうのはどんな物欲・性欲・食欲が満たされることよりも人生に対する満足感を与えてくれるものです。あとは伸びるべき子供がお金をかけなくても伸びれる環境を与えれば自律的に日本が復活していくような気がします。