【コラム】AmazonがGoogleやFacebookに勝つ方法 完結編

最初にAmazonの名前を挙げたときに書きたかったことが今回の記事になります。

Amazonでは早く買えば買うほど、安くなるようになっているように見えます。しかし、一体どれくらい早いとどれくらい安いのか、その安い時期はどれくらい続くのか見えません。
まぁ、日本に住んでいると送料無料なので、どんどん買っておけば良いんだけど、アメリカに住んでいるとある程度ため込まないと送料がバカにならないんです。

どうせ安くするならそこにソーシャル取り込んだらどうなん?というのが今回の話。

早く買った人ほど安く買えるのは今まで同じ。その代わり、そこはもっと極端に安くします。どうせCD3000円とか法外な値段設定しているんだから、そこは安く多く売るべきなんですよ。

そして、徐々に高くなっていくんだけど、友人が買っていると一段階前の値段で買える仕組みにするわけ。もちろん、値段の上がって行き方は時間で決まるんじゃなくて、注文数で上げていく。友人枠の分も数に上限があるようにする。

すると、そういう友人を一杯持っておきたいというインセンティブになる。

但し、友人にばれたくない買い物もあります。よって、デフォルトは友人値引きはオフ。本人が推薦したいときだけオンに出来るようにします。
それも、
1)実際に声かけして誰が推薦しているかはっきりさせるもの
2)オンにはするけど、誰が買ったか分からないようにするサイレントオン
3)全く友人値引きされないようにするもの(デフォルト)
と3段階にして上ほど本人の値引きも多くなるようにします。

商品のコメントや評価を一杯している友人が沢山いるほど、値引率が上がるようにします。すると、みんなでコメントを付けるインセンティブになります。
ただそれだけだと、一杯買い物して、コメントを一杯付ける友人を一杯集めた人がお得という、まるでフォロワー数が多いほど良いみたいになるので、さらにその友人とちゃんと絡んでいるほど値引きが強くなるようにします。つまり、そういった友人がいるだけでは少ししか値引きされないけど、その友人とちゃんと絡んでいれば値引きが一気に強くなるという仕組み。

さらに現在はカスタマーレビューだけしかないけど、Q&Aのコーナーを設けて質問に答えてかつ評価される答えをするほど値引きが強くなるようにします。

まっ、要するにアマゾンの売り上げに貢献すればそれだけ値引きしますよということです。

ただそれだけだと、ただのけちんぼ野郎となってしまうので、限定品の優先購入とか、現在作ろうとしているビデオサービスでの限定ビデオ視聴権とかを絡みの多い友人まで配れるようにしておけば、友達のためにもなるという強いインセンティブにもなります。

http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2011/01/amazon-cb87.html

FACEBOOKに抜かれたAmazonですが、自らがソーシャルに取り組むことで挽回して欲しいものです。


とここまで書いて見つけてしまった記事。
http://totoro1211.pixnet.net/blog/post/12238867
よりによって、FACEBOOKの軍門に下っていたよ>Amazon

自分でしなきゃ、カスタマーレビューは増えないよ。
それにFACEBOOKはファン同士や同じ趣味の人同士のつながりは弱いから、おすすめ機能としては弱いわけです。

上記の仕組みなら、あるカテゴリーのファン同士が友人関係を作るインセンティブが働くのでより買って貰えそうな商品紹介が出来ます。

今のおすすめはこの商品を買った人はこれも買っていますのトータルの数字から割り出しているものと思われますが、それに友人のお薦め(FACEBOOK的なもの)と知人のお薦め(趣味が似ていたり、感性が似ている人)を加えることでよりフォーカスを絞ったおすすめができるようにしたらよいんじゃないかなというアイデアでした。