【コラム】日本若者党が必要なんじゃない?

昨日の池田氏のコラムのコメントで
法人税なし、解雇規制の緩和、社会保障ベーシック・インカムで一本化、これぐらいはマニフェストに載せる政党が一つくらいあってもいいでしょうに。」
というのがあった。
http://agora-web.jp/archives/1052119.html
池田氏の関連コラム
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51453510.html

結局、老人のための政党ばかりで若者のための政党がない。そのため、益々選挙に興味がなくなって若者が投票しない。その結果、さらに老人寄りの政策ばかり出てくるという悪循環に陥っているわけです。

さらに日本の問題が後の世代の若者に負担を押しつけているだけということすら認識していない大人や老人が多いのも問題です。80年代の成功経験から何とかなる、再び日本は蘇るなんて淡い期待を持っているのも原因の一つでしょう。


若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?の著者の森川友義氏

によれば、その年代の人口と2007年の参議院選で実際に投票に行った人の数の対比のデータが紹介されている。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1433

20代:約1500万人に対し、約500万人。
70代:約1200万人に対し、約900万人。 

20〜35歳未満:約2500万人に対し、約1000万人。
70歳以上:約2000万人に対し、約1300万人。 

20代で1000万、20−35歳で1500万もの人が投票していないわけです。

大人同様、若者もいったいどれだけ自分たちに負担が押しつけられているか想像出来ていないんじゃないでしょうか?

それならば、いっその事、若者のためだけの政党を立ち上げればとてもわかりやすいでしょう。若者だけでなく、金を十分持っている老人から孫のことを心配して投票の上積みが得られるかもしれません。

では、どんな政党なら良いのか。

そもそも世代間格差の問題であること自体があまり認識されていなさそうなので、政党名をそのまま、世代間格差を解消する党とかにして、略称を「世解党」にしてしまう。

党首をホリエモンにして本人が政治をやりたくないなら飾りだけで立候補しないか、比例代表の凄く下でも構いません。個人的にベーシックインカムは反対ですが、ベーシックインカム支持者の代表格であるホリエモンならその政策も理に解することができます。

さらにもう一つの目玉として、街に出て行う選挙運動を一切しません。
選挙運動を一切しないこと自体を売りにします。それは何らかの団体の支持を受けているわけではないことを示すことでもあるからです。

代わりにネットや出版による世代間格差の問題の説明、さらにそれらを解消することを目的とした最初のコメントの政策の説明に集中します。供託金は寄付で集めます。

選挙運動って、やっぱりきつい。そのため、よほどのことがないと著名人も出てきませんが、選挙運動もなし。供託金もなしなら名乗りを上げやすくなります。

ホリエモンはそんなことでは当選数を伸ばせない。下手すると全敗だと言うでしょう。
確かにそうなんですが、第一義的には世代間格差を解消が日本の一番やるべき事であることを国民全体に認識して貰うということ。それによって、他の老人のための政党にも少しは若者に気を配る姿勢を出させるということです。もし、ある一定の議席が取れるなら、連立政権の一部として標榜する政策実行を目指しても良いでしょう。

日本のための政党でなく、日本の若者のための政党。そんな立ち位置は結構新鮮な気がします。